山本 直彌
副社長執行役員
保有資格:宅地建物取引士/2級ファイナンシャル・プランニング技能士/マンション管理士/管理業務主任者/マンション維持修繕技術者
大手マンション管理会社での業務経験6年、大手不動産仲介会社での業務経験9年、その他PM・BMマネジメント経験3年。マンション管理フロント業務として50棟以上(5,000戸以上)の管理業務実務、不動産仲介取引件数は累計500組以上。
こんにちはらくだ不動産の山本です。
最近、らくだ不動産には空き家となった実家を相続した場合どうするべきなのかという相談を頂くことが増えました。
結論から先に申し上げますと「親族が住む予定がないのであれば、売った方が良い」です。
思い入れのある不動産ですと、手放すことに抵抗のある方もいらっしゃると思います。
では、売らずに貸す選択を取った場合どのようなリスクがあるかというと3つのリスクがあります。
リスク1:リフォーム費用が必要になるリスク
貸す場合に大規模なリフォームが必要になりますと、10年分の賃料でようやく元が取れるということもあります。
また、賃借人の方が退去した場合には、原状回復費用も必要となり、その他にも固定資産税や賃貸管理費、
マンションの場合にはマンションの管理費・修繕積立金のコストも必要となりますので、
手間の割には収益がそれほど出ないケースもあります。
リスク2:空室になるリスク
空室状態になりますと、賃料が入ってこない状態となります。
収益率が下がるどころか、管理の手間(窓開けや水出し)まで発生してきます。
建物は住まない期間が長くなればなるだけ、傷む傾向にありますので、
相続した不動産が遠方にある方は要注意です。
リスク3:売れなくなるリスク
賃貸に貸し出すことで、オーナーチェンジ(投資用)物件となります。
すると、売りたいときに売れなくなるリスク(次の買い手が住宅ローンが利用できない)があります。
以上の3つのリスクを考慮いたしますと、親族が住む予定がないのであれば売却がおすすめです。
不動産相続のポイントは、相続発生前にしっかりと話し合いをしていくことが重要です。
コロナ禍で親族とお集まりになることも中々難しい状況ではありますが、
対象物件をお持ちの方は是非この機会に話し合ってみることをお勧めします。
らくだ不動産では、相続前や相続後の不動産に関する相談も受付しております。
相続に関しましては、時間が経てば解決が難しくなる場合もありますので、
ご不安な点がある場合には、お早めにご相談ください。
副社長執行役員
保有資格:宅地建物取引士/2級ファイナンシャル・プランニング技能士/マンション管理士/管理業務主任者/マンション維持修繕技術者
大手マンション管理会社での業務経験6年、大手不動産仲介会社での業務経験9年、その他PM・BMマネジメント経験3年。マンション管理フロント業務として50棟以上(5,000戸以上)の管理業務実務、不動産仲介取引件数は累計500組以上。