村田 洋一マネージャー
シニアエージェント
保有資格:宅地建物取引士/行政書士
行政書士として不動産トラブルの相談を多数受けていた中で、日本の不動産仲介業界の不透明さを強く実感し、欧米型エージェント制度を導入した不動産会社、AI×リアル(不動産)を促進する大手不動産会社の各創業に参画。今まで3,500件を超えるご相談実績。
らくだ不動産の村田です。
前回のコラムでは今が家の売り時というコラムを書かせていただきました。
そちらのコラムが多くの方に閲覧いただいたことから、
ご自宅の売却に興味をもっていらっしゃる方が多くいるのだと感じました。
そこで、今回は家を売りに出したのに“ワザと”お客様を連れてこない不動産屋がいることをお伝えします。
一体なんでお客様を連れてこないのか?不動産業界にあまり詳しくない方からすると疑問だと思います。
このような不動産屋にあたってしまうと、売れる家も売れなくなってしまったり、
売れる時期が遅くなる可能性が高くなるので、最後にはそのような不動産屋を避ける方法もお伝えします。
まず、不動産屋のビジネスモデルからお伝えします。
不動産屋は主に仲介手数料をいただくことで成り立っています。
この仲介手数料は宅地建物取引業法により定められた上限額があります。
なので、1人のお客様からいただける手数料が決まっております。
では、売主様と買主様双方を仲介したらどうでしょうか?
これを両手取引といい、法律では禁じられていません。
単純に考えると2倍の仲介手数料をいただくことができます。
つまり、不動産屋は自ら売主様を見つけ、自ら買主様を見つけることが一番利益が出るのです。
このような仕組みなので、仲介手数料を2倍欲しい会社では、他社が連れてきた買主様を拒否する不動産屋が後を絶たないのです。
こんなことをされたら売主様は売れるまでに時間がかかってしまいますし、
買主様も欲しい物件を買うことができず困ってしまいます。
ただ、これはきちんとした不動産屋に売却の依頼をすることで避けることができます。
家を売りたいと思ったら、まずどの不動産屋にお願いをするか考えた方がいいのはこのような理由です。
では、どのような不動産屋に依頼をすればいいでしょうか?
これは「両手取引をしない」と明言している会社に依頼をすることで避けることができます。
もちろん、らくだ不動産も片手取引中心の売却活動をしていると明言しています。
不動産取引は大手だから安心というものでもありません。
信頼できる不動産屋に納得をもってご依頼することをおすすめします。
不動産の売却については直近のセミナーでも長嶋とともに話しているので
是非こちらよりご覧ください。
※2021年2月8日20時~ご視聴いただけます
シニアエージェント
保有資格:宅地建物取引士/行政書士
行政書士として不動産トラブルの相談を多数受けていた中で、日本の不動産仲介業界の不透明さを強く実感し、欧米型エージェント制度を導入した不動産会社、AI×リアル(不動産)を促進する大手不動産会社の各創業に参画。今まで3,500件を超えるご相談実績。