らくだ不動産の地域エージェントとして北海道エリアで活躍されている橋本直樹さんに不動産業界へ就職したきっかけや、らくだ不動産の印象について副社長執行役員の山本がインタビューしました。
『北海道エリア』不動産エージェントパートナー・インタビュー 橋本 直樹さん「今まで住んできた方の思い出と、これから新しい歴史を刻んでいく購入者様の想いをつなぐ、そのシーンに立ち会えることにすごく意義と喜びを感じています」
東日本大震災の被災地支援活動をきっかけに地域活性に強い関心を持つ。都会から地方へ暮らしの拠点を変える「ローカルシフト志向」が高まっていることに目をつけ、一念発起して北海道の大地へ。自ら法人を立ち上げ移住支援と空き家のマッチングに力を入れるほか、地域資源を活用した観光推進や起業支援にも取り組んでいる。
不動産の所有者、購入者それぞれの思い・夢・目標に共感し、実現に向かってともに歩み続けられるエージェントを目指している。
これまでの経験を活かしながら、不動産取引についてだけではなく様々な視点でフルコミットすることを心がけています。
【保有資格】
宅地建物取引士/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(AFP)/防災士
最後まで顧客に寄り添いたい
ーー橋本さんにとって近しい業界はあれど、不動産業界という意味では、らくだ不動産が初めてになると思うんですが、改めてらくだ不動産にチャレンジしてみよう、不動産業界に入ってみようと思ったきっかけや経緯を教えていただけますか?
もともと移住や空き家のマッチングを主だった業務として行っていたんですが、結局のところ不動産業ではないので、売りたい方と買いたい方のマッチングまでで、仲介はできなかったんです。その後の条件は当事者間で進めてください、最終的に司法書士の方を入れて売買契約成立してくださいねっていうようなところのお手伝いだけしかできなかったんです。最後の成約まで、無事に目標を達成するまで寄り添えなかったっていうのが、すごく自分の中で物足りない思いが強くて。従来の業務に活かすために、宅地建物取引士やファイナンシャル・プランナーの資格を取ったり。そんなことを5年程経験してきた中で、どうしてももう少し深く売主さんや移住されたい方、購入を希望されている方にコミットしていきたいなっていう思いがすごく強くなって。こういう自分の経験だったり資格って結局、不動産業界の経験がないので、正直、事業者として不動産業界に再度飛び込むっていう手もあるのかもしれないんですけども、今の業務を続けながら、どうすれば不動産業界に携ることができるんだろうと調べた結果、不動産エージェントっていうお仕事があるというところに行き着きました。
ーーらくだ不動産を知ったきっかけは何だったんですか?
らくだ不動産を知ったきっかけは、書籍です。不動産エージェントになるのも結構ハードルが高いのかなとか、結局やっぱり経験者なのかなっていうところで少し不安があって。何か書籍でも出ていれば読んでみたいと思ってネットで調べたところ、書籍(『悩める売主を救う 不動産エージェントという選択』)に出会うことができまして。その本を読み終った瞬間に、「もし不動産エージェントとしてデビューできるのであれば、らくだ不動産しかない」と思ったのがきっかけですね。
らくだ不動産っていうところをまず知って、さらに採用のページを見て。私が一番心惹かれたのが、やっぱり理念。らくだ不動産が取り組む理念だったりとか、不動産エージェントの役割って本来こういうもんじゃないかっていうものにすごく共感したんです。まさしく北海道で募集されているということであれば、チャレンジしたいなと思って。その後、面談をしていただいて、幸いにも今、こういった形で不動産エージェントとしてデビューができています。
ーーなるほど全てが合致したわけですね。その時期的なものも含めて。本当にそう考えるとタイミングとご縁って大事だなって思いますね。らくだ不動産を知るきっかけになった本の中で一番共感した箇所はどんなところでしたか?
不動産エージェントってそういうことなんだと一番思ったのが、山本さんのお話でした。都心部ではあったと思うんですが、大きい敷地の中で依頼をされた案件をいろんな角度から、側面から時間をかけながら、そのまま建物として売るのではなくて、最終的に土地として売りやすくしたっていうお話があったと思うんですけども。見たままというか、直面した場所だけを切り取って、それをどうするかだけではなくて、最終的にその依頼された方が本当にご満足されるか、喜ばれるかっていうのを考えていろんな方面から、結果的に全然最初の依頼とは違う形で着地するっていうところにすごく衝撃を受けたというか。一般的な不動産仲介業者と不動産エージェントの違いをこの文面上で知ることができた、すごく大きなきっかけになりました。
ーーあれは自分でも会心の出来だったんですよね(笑)。実際に本当に現地を歩いて回って。「あれ、これ賃貸アパートの方が多いから」って言って売り方を戸建てから切り替えて。あれは良かったなと思って。でも売るためにどれだけ一生懸命考えられるかっていうのが、不動産エージェントの仕事ですからね。高く売るために。「代理人」ですから。やっぱりその精神は忘れないっていうね。
私、今でもいろんなところに訪問する時に必ず駅に行って、駅から歩くんですよ、基本。タクシーとかバスとかあんまり使わなくて。というのも分かんないじゃないですか、自分が感じた街並みって。これ皆さんも感じると思うんですけど、なんかすごく自分にとって気の合う街って、駅とか空港とかでもそうですけど、降りた瞬間に感じることってありませんか?雰囲気ってものすごく大事にしたいなと思っていて。それを掴んで、相手の立場に代わって「ここが良いところだよね」って言えるかどうかってすごく大事だと思うんです。当然、仲介手数料を稼ぐことだけが目的なら、そこまでやる必要ないって思うわけですから。そこは橋本さんがおっしゃった通り、不動産仲介営業マンと不動産エージェントの考え方の違いっていうところになると思いますね。
2年くらい前に「不動産エージェント」っていう言葉を知った段階では、不動産エージェントは、不動産業者の中で経験を積んで個人でも稼げるくらいのスペシャリストがなるものというイメージだったんです。らくだ不動産のエージェントの皆さんといろんなお話をさせていただいているんですけど、もうまさしくスペシャリストの方ばかりなので、結果的にはそこは変わらずだったんですけども。当時は特に仲介業を経験していなければ不動産エージェントになっちゃいけないというか、なれるものではないのかなと思っていました。本当に机上もしくはネット上だけで見ていたら、らくだ不動産も他のエージェントの業者さんもみんなそうなんですけど、もう精鋭の集まりみたいな写真が多いじゃないですか。できる人の集団みたいな。そのイメージが最初にバンって入ってきているので、そこに自分が入るイメージがつかなかったというか。
今では、らくだ不動産で第一線で活躍されてるエージェントの皆さんとお話することができて、いろんな情報共有だったり勉強させていただいて。実際自分もご依頼者様との面談の機会をいただいて、ブラッシュアップをしていく中で、自分でも不動産エージェントとして、仲介だけの部分ではなくてそういった適材適所でのアドバイスだったりとか、お手伝いができるであろうっていうような確信に近づいてきたなと。本当に理念の部分とか、「不動産エージェントってこうなんだよ」「役割ってこうなんだよ」ってらくだ不動産が掲げる部分に自分自身がアジャストできたのかなって思ってますね。
自分の中で日々進化を感じながら仕事ができる
ーー橋本さんが不動産業界に入られてもうすぐ一年になりますが、今までこの業界に思っていた印象と実際に業界に入って感じたギャップであったり、この業界に足を踏み込んだからこそ今感じていることはありますか?
今までやってきたことも、不動産業界とは完全に遠からずなところもあってですね。不動産業者間の交渉とかっていうのはもちろんなかったんですが、調査だったり、その辺っていうのは少なからず経験が活きているなっていう部分もありながら、今まで触れられなかった部分っていうのもすごく多くて。正直な話、かなり忙しくなってます今。すごくありがたいことに、本当に多くのご相談者様からご面談の機会をいただいて。私もそのために雑なことはもちろんできないなっていうところで、すごくリサーチをしたりとか、調べたりとか。金融機関にも何度も足を運んだりとかして。やっぱり今まではその部分ってなかなかできる機会がなかったんですよね。でも今はそういう機会がすごく増えていて。正直、本業プラスの部分なので、すごく忙しいなって思いもありながら、すごく今自分の中の情報量とか知識が日に日にアップデートされているような充足感があって。忙しさの辛さより、そのアップデートできている充足感とか喜びっていうのが今非常に強くて。これもやっぱり本業だけでは感じられなかっただろうし、逆に言うと、不動産業界の部分だけで仮にやっていたとしても、もしかしたら感じられなかった部分だと思ってまして。従来やってきた業務に対しても、今スタートを切らせていただいた不動産エージェント業務に対しても、相乗効果でパフォーマンスがグッと上がっているような印象です。自分の中で進化を感じながら、今仕事をさせていただいています。
ーー橋本さんの日々の動きって、らくだ不動産の本部が立ち上がった時に近い状況だなって思ってるんですよ。実はらくだ不動産が出来て、私が入社したタイミングって、資料の印刷ができませんとか、FAXもありませんとか。でもFAXでのやり取りが必要だから、コンビニに行ってFAX送ったりとか。そんなところから実はスタートしたんですよね。今、橋本さんが金融機関を切り拓いていったり、いろんなエリアのお客さんと面談して、少しでもお役に立てればみたいな形でやり取りされているのを見て、個人的にはすごく懐かしいなって。未知なる領域に飛び込むって怖い部分があるじゃないですか。自分の言ってることが一般的にずれてるんじゃないかとか、恥ずかしさとか辛さとか。いろんなものがあると思うんですけど、やっぱりこれから「らくだ不動産」としていろんな地域を拡充していこうとした時に、チャレンジし続けるっていう精神が絶対的に必要で。北海道も含めて、不動産エージェントっていう考え方がまだ全然根付いていないので、常にチャレンジするしかないなと思っているんですよね。
今までやってきた想いがそのまま不動産エージェントとして活かせる
ーーらくだ不動産の想いや理念、ビジネススキームである片手取引のことを伝えた時のお客様の反応も含めて、橋本さんがご参画後、らくだ不動産に対する印象で変わったことはありますか?
今までもマッチングだけとはいえ、物件の所有者の想いだったり、新しく街に入ってきて、新しい生活を踏み出すその拠点としての空き家を求められる方の想いや覚悟っていう部分をすごく尊重するというか。必ずそういった想いがあるっていうのを忘れずに向き合ってきた。そういったところが、今までの従来の業務でもすごく信頼、ご理解いただいて、すごく感謝をいただけるようなこともあったんですけども。実は、その想いややり方、自分の考え方っていうのが、らくだ不動産でエージェントとしてデビューさせていただいた後も、すごくリンクするというか。不動産エージェントになったからといって、スタンスを変えることなく、今までやってきた想いとか、そういう部分をそのままエージェントとして活かせるなっていうことにすごく気づかされて。不動産エージェントとしてデビューできてよかったなって、そこにも通じてくる想いとして、これまでのことが活かせるものであったなって思っています。
ーー橋本さんは共感度が高かったですもんね。本当にそこが、今までの仕事のスタンスがそのまま不動産エージェントの仕事に置き換わってもできるんだっていうことですよね。
さくら事務所のネームバリューとノウハウがアドバンテージに
お客様と面談する中で一番驚いたのは、さくら事務所のネームバリューなんです。正直、らくだ不動産はご存知でない方も、さくら事務所のことはご存じだったりして。「さくら事務所の不動産会社があったんですね。」「らくだ不動産は知らなかったけど、さくら事務所の派生した不動産業者であれば、じゃあ大丈夫ですね。」って言ってくださる方もいて。さくら事務所がすごく後ろ盾になって、自信を持って前に進めるというか。「ぜひ私のほうでお手伝いできるように、いろいろ頑張っていきますんで」っていうようにスムーズに仲介のご依頼をいただくような機会も増えています。さくら事務所のネームバリューにそこで初めて気づかされて。すごく驚いたと同時に、有難かった部分です。
北海道内でもチェーンの不動産会社はいくつかあるんですが、やっぱりこういう地域は不動産業者が少ないんですよ。知らない方にお願いするんではなくて、橋本さんにエージェントとして仲介をお願いできるんであればっていう形で僕個人をすごく信頼していただくのもありがたいんですけど、「らくだ不動産」の名刺を持ってお話しすると、なんで僕がエージェントをやり始めたかっていう部分について、らくだ不動産の理念とか、それをやりたかったんですっていうことをダブルで理解してもらえるんです。実は今、2件ぐらい地元の仲介の案件で動いてまして。低廉の空き家といわれる価格帯なので、らくだ不動産の利益の部分でいうと、あんまりこう大きな貢献というわけではないんですけども、ただそういうので少しずつですね広めていける可能性があるのかなと。
「らくだ不動産のYouTube見ました」っておっしゃる方も結構いらっしゃって。皆さんすごくリサーチされてるんですよ。もうかなり詳しく。それに負けないぐらいこちらも調べてから面談に挑ませていただいています。そういうところもかなり大きなアドバンテージになっていて。私も結構ちょいちょい出てるのでYouTube是非ご覧いただければと思いますっていうようなPRも合わせてさせていただいたりとかして。そういう部分では「らくだ不動産」という看板を思いっきり背負わせてもらってというか、使わせていただいて、面談も含めてご相談者様と向き合えているかなと。
ーーさくら事務所北海道があるから認知度も高いってのもあるんでしょうかね。
そうかもしれないですね。さくら事務所はすごくよく知ってますとおっしゃってくださった方は、たまたまご親族が大手の不動産会社に勤められていて。物件をいろいろ扱ってる中で、さくら事務所がインスペクションに来られて。最初は何をしに来たんだぐらいな感じだったらしいんですけど、色々関わる中ですごく的確なお仕事をされてるっていうのが分かってからは、さくら事務所さん来たら安心だみたいな形でお仕事されていたようです。もう引退されてるんですけど、すごくお世話になりましたみたいに言っていただくと、全然私関係ないんですけど、ありがとうございますってスムーズに面談に入れるので。前段でそこまでの信頼や親近感みたいなのを感じていただくと、すごくお話もスムーズにできるので、この辺は本当にアドバンテージになってます。
ーーさくら事務所北海道のインスペクションもどんどんご提案いただいて大丈夫ですので!
今お話いただいたのも実は、本部の立ち上がりの時期とすごく似ていて。一番最初は長嶋さんとさくら事務所の認知度からしか集客できなかったんですよ。でもそれが何年か経って、YouTubeも頑張ってると、逆に「さくら事務所は知らないけどらくだ不動産は知ってます」っていう方がどんどん増えてきて。今東京都内なんかですと同じ不動産業者の方でも、「いつもYouTube見てます」っていう方が出てくるぐらい。ちょっとずつこう広まっていってるんですよね。北海道エリアも橋本さんを第一人者として二人、三人とどんどん広まっていくと、ひょっとしたら北海道の西部エリアとかはだいぶ本部に近いような状況になるかもしれないですね。
今まで住んできた方の思い出と、
これから新しい歴史を刻んでいく購入者様の想いをつなぐ
ーー「不動産エージェント」として活動されてる中で大切にしてることを教えてください。
そうですね、まさしくそれも今までやってきた従来業務での想いっていう部分と同じで。
売主様に対しても、買主様に対しても、それぞれの想いや大事にしてきたって想いだったりとか。買主さんにとっては、ここを終の棲家にする覚悟を持って来られているっていうところの第一弾として、ご相談いただいてるんだなっていうことを常に心に命じて向き合ってます。なので相談者より知らないことを一つでもなくそうと思ってるんですね。ご相談内容を事前にある程度は伺えるので、そこの表面的な部分だけではなくて、どういう助言をさせていただければより現実的にイメージできるのかなっていうところも踏まえて、その辺はすごく心に命じて対面させていただいていますね。
ーー大事ですよね。不動産エージェントって本当に自分の知識とか経験を凶器にもできるし、武器にもできるなと思っていて。恣意的に誘導しようと思ったら、情報の格差ができちゃうっていう。ここがやっぱり相手の本当の気持ちを確かめて、それに向かって一緒に歩んでいくってすごい大事ですよね、そのスタンスっていうのが。
やっぱりどんな売却物件でも、特に私が今まで扱ってきた物件は築古で、築40年とか50年経ってる物件が結構多かったので、必ずそこにはご家族が育っていった痕跡だったりとか、思い出がすごく残っているんですよね。そういった今まで使われてきた居住者様の想いと、これから新しい歴史だったり思い出を刻んでいく購入者様とのフェーズというか、そのシーンにまさに自分が今、仲介までしっかりと無事にそれぞれが目的を果たせるまで立ち会えるっていうところにすごく意義と喜びを感じています。今までの従来業務ではそこまでいけなかった。
ーー「想いを紡いでいく」ってことですね。
本当に従来業務にも、どちらにも通じる部分で。その想いがすごく不動産エージェントとして活かせるっていうのは本当にありがたいというか嬉しいです。
ーーもし不動産エージェントになっていなかったら、今どんな仕事をしていたと思いますか?
もし、らくだ不動産のエージェントになっていなかったら、従来業務のまま、「ここまでしかできないな」とか「もっとこういうことできたらいいな」っていうもどかしさを感じていたと思います。とはいえ、年数を追うごとに自治体から色々な助言を求められたりとか、そういう部分での充実性は高まっているんですが。ちょっと大げさに言うと、らくだ不動産でエージェントデビューできていなかったら不動産業界に入ってなかったかもしれないです。
ーーーーそれもまた嬉しい話ですね、本当に。
おそらく二の足を踏んで、最後には入らないっていう選択をしてたと思います。それぐらいやっぱり書籍も含めて、山本さんや村田さん、風戸さんと面談でお話させていただいた中で、私が受けたインパクトがすごく強力だったので。らくだ不動産ではない理念とかエージェントってちょっと考えられないですね。無理くり言っているわけではなく、正直そのぐらいらくだ不動産が最初のデビューとしての、僕の間違いないフィールドなので。今、山本さんや村田さん、皆さんから色々なサポートをいただきながら、少しずつ前に進めているんですけども。そういうところも含めて、やっぱりらくだ不動産でデビューできたのはすごく私にとってはありがたかったなって。
ーー実際、橋本さんとお会いして話しているスタッフは少ない中で、もうずっと顔見知りみたいな感じで何度も何度もお話をさせてもらってるわけですけど。やっぱり今までって対面で会うっていうのが常識だったじゃないですか。それが世の中の流れが変わって、直接会わなくてもオンラインで繋がるようになって。なんかそういう時代の変革についていけたからこそ、こういう風な出会いがあったんだろうなって感じる部分あるんですよね。我々が出した本を通じてオンラインで繋いで今、仕事のご依頼をさせていただいて。なんか感慨深いものがありますよね。
他社が手が届かないエリアも
くまなく適切に助言できるエージェントを目指したい
ーー橋本さんは空き家や移住というテーマで本業と不動産エージェントという二足の草鞋を履かれてるわけですが、改めて、らくだ不動産の北海道エリア担当エージェントとして、これから先どんなことに挑戦していきたいですか?
今こういったローカルエリアなので、この部分についてはある程度の経験は積めてきてはいるんですけども。やっぱりせっかくエージェントとしてデビューしたからには、北海道を広く見て、半導体工場進出だったりとか札幌までの新幹線の延伸、それから札幌駅周辺もどんどんどんどん再開発が進んでいるので、今後人口流入がすごく進むエリアがたくさんあるので。そこの流動的なところでエージェントとしてチャレンジしていきたいなと思います。
ーー移住に力を入れているこの地元も含めた札幌近郊の資産価値を高めていくための活動をしたいということですかね。まさしく地域貢献。
はい、おっしゃる通りです。今、ご面談させていただいている方が札幌で3組程いらっしゃるんですけど、相談いただいてる方に対して自分がどれだけ成果を出せるか、どこまで寄り添って目的の実現をお手伝いできるかなっていうのがすごく楽しみです。山本さんと村田さんに助け船を出してもらうこともあるかもしれないですが。
ーー大丈夫です、そこはもうご安心いただいて。我々はいつでも北海道に行く準備できてますから(笑)。
ありがとうございます。
ーー北海道エリアでどんな不動産エージェントを目指していきたいですか?
やっぱり北海道って本当にとにかく広いので。ちょっと20分、30分行くだけで当然街も変わるんですけど、地域性とか特徴っていうのもガラっと変わってくる面白いエリアなんですよね。ただ札幌を知っていればいいとか、都会を知っていればいいというだけではなくて。そこに隣接するところが実は少し田舎なんだけど人気があったりとか、転入が多かったりっていうエリアもあるので。そういう意味では、広くそういった地域性をよく知るだけではなくて、それに基づいた適正なアドバイスができるような不動産エージェント、地域エージェントをこれから目指していきたいなって思っています。
ーー確かに今の観点でいくと、札幌が多分一番不動産会社が多いと思うんですけど、そういう方達って札幌には詳しいけど、例えば千歳にはあんまり詳しくないとか、そういうイメージになるんですか?
そうですね。
ーーなるほど。北海道って広いですもんね。
広いですね。札幌、千歳、北広島くらいだと札幌隣接地域なので、市場としては同じ括りに近いんですけど、少し離れると、そこまで手が伸びていなかったりとか、情報量としては少なかったりとか。その反面、小さな町またいで旭川市とか、少し大きな岩見沢市とかってあるんですけど、その辺になってくるともう札幌や千歳の不動産業者とかだと対象エリアではないことが多いので。私は、そこの部分をうまくつなげられるような、それぞれの地域に詳しいエージェントになりたいなと思っています。私も都会、札幌圏の案件も受けたいんですけど、逆に言うとそういうちょっと手が届かないところの、でも需要があるエリアもくまなく適切に助言できるエージェントを最終的に目指そうかなと思っています。
ーーその拠点だけに強いんじゃなくて、いろんなエリアの特徴を掴んで、その拠点と拠点をつなげるエージェント。ここに住み替えるとこういう風なこと起きるんですよとか、こんな魅力のある街だよみたいなことも伝えていって、そこの中に空き家の取引も入っていってみたいな、そういう感じになるってことですかね。
そうです。それも自分の特性になるのかなと。
単価的には低い築古の空き家でも、意義や優位性は変わらない
ーーそうなると、らくだ不動産としてはものすごく新しい取り組みになりますね。橋本さんは不動産を通じて、どんな地域貢献をしていきたいなと思われていますか?
そうですね。特に札幌市中心に今目覚ましく流動しているので、多分商圏的にも大きくなっていって。当然ご相談の数も今後私の努力次第でもあると思うんですけど、増えていくであろう中で、そんな方々がそれぞれに持たれてる目標や夢、想いに本気で向き合って、不動産エージェントという立場の側面から北海道全体を盛り上げていきたいなっていう、そういう意味での貢献がまず一つです。
あとはどうしてもローカルエリアだと、らくだ不動産のエージェントみたいな形で、細かい部分とか、その一歩を進んだような、本来今売り時じゃないんだよとか、買うんだったらもうちょっと違う角度から見た方がいいっていうような相談ができるところって本当に少ないんです。そういう意味では、この辺の一角この小さい街だけではなくて、すごく広く見た時にすごい需要があると思っているので。本当に手の届かないところの部分をエージェントとしてお手伝いできることってすごく地域貢献ですし。北海道自体の今までなかった不動産流通というか、空き家とか中古物件の流通にすごく発展性があるのかなと思ってます。結局今までは、今ある不動産業者にお願いをしても断られる。「ちょっと札幌から1時間かかるからダメだよ」とか「物件が古いからちょっと…」とかっていうお話をよく聞いていたので。確かに収益性でいうと、そういう意味では多く望める部分ではないと思うんですけども。ただ逆に一つはそういう単価的には小さかったりとか、空き家自体の築古でせいぜい500万円ぐらいで売れるか売れないかっていう物件だとしても、結構そういうのが点在というか散在しているので、それを大きくカバーしていくことで、札幌の1件2件を受け持つのと意義や優位性というところでは、実はそんなに変わらないんじゃないかなって思っていて。そこをカバーすることでそういった地域とか、都市部に限らない地域に不動産エージェントとして貢献できるんではないかなと考えています。
ーー実は、私たちも同じことを考えていて。東京都内になってくると1億を超えるマンションとか戸建てって珍しくないわけですよね。逆に首都圏の郊外、埼玉県、千葉県とかに行くと1000万未満のマンションとか戸建ても珍しくないんですよ。そこをどっちを優先するかみたいに決めること自体がおかしいなと思っていて。依頼者の方からすれば今まで大事にしてきた不動産であることに変わりはなくて、1億円だろうが1000万円だろうが、そこの価値の差ってないよねって思ってるんですよ。そういう1,000万円とか500万円の不動産だったとしても、一つ一つの取引をしっかりとやっていく。他の会社が嫌がることもちゃんとしっかりとやることによって、「らくだ不動産本当に良かったよ」って一言でリアルに書いていただければ、それがどんどん広まって次のお問い合わせに繋がっていくと思うので。実はその意識をものすごく大事にしてるんですよ。単価が低い、物件が遠いとか古いとかだけで諦めるっていうのは、目先のビジネスとしてはそちらの考え方が優秀なのかもしれないんですけど、やっぱり不動産業に従事してる意義みたいな社会的意義っていうのが、らくだ不動産でものすごく大事だと思っているので。当然、会社として皆さんの雇用を維持していくところを考えても、売上っていうのは大事で。それ抜きには会社を語れないってもちろんあるんですけど。どちらかというと、その売上の額よりもやっぱり件数ですよね。どれだけ多くの人を幸せにしてきたのかっていうことをやっぱりすごくコミットしてますし。それはらくだ不動産が日本全国どういう風に広がっていこうとしても、みんなの共通項にしていきたいなって思っています。
「売る・買う」が前提で話が進む不動産取引の常識は、会社への利益を優先した結果によるものです。
そのような状況で「今本当に取引をすべきなのか?」
そんな前提から考え抜き、真摯にお客様の利益を最優先に考えられる不動産エージェントが、らくだ不動産には揃っています。
AI化の波にさらされる業界で、お客様一人一人とパートナーシップを組む「エージェント制」に
高い価値があると考える理由もここにあります。
あらゆるご要望に対応するために集結したエージェント達は、
皆が経験・知識ともに豊富。【倫理性】【専門性】【個性】を大事に、
親身に最善のご提案をすることをお約束いたします。